さいごのあがき

カンボジアで大学生活最後にあがくおっさんの日々

さいごのあがき⑥〜振り返り編〜

研修も半分終了。ということで振り返りをしてみる。

◼️総評&感想
来てよかったなと思える日々。今の段階だと自分の不甲斐なさに泣ける日々。今週は少し思考停止気味だったけど、なんとか前に進めそう。

1番の問題はコミュニケーション。英語力も思いのほかダメすぎるんだけど、何より自分の態度が曖昧だったりするのが相手にとってわかりにくいんだろうなと思う。空気を読み過ぎてるというか、ここら辺日本人として海外で生きて行く上で直さないとやってけないんだろうなーとおもう。

◼️研修
研修は最初は案の定なにやっていいのかよくわからなかった。行く前から研修内容について何も伝えられなかったので、まー予想通り。

何度か授業をやらせてもらえたのは良かった。ほんの少しだけど。この先生はとてもいい先生。授業もすごく上手。

f:id:possible6:20150308110224j:plain

もう1人がそもそも授業をやらなかったりする。人としてはいい人でよく話すけど、もう授業やらないので教室で折り紙おったりする。

先週がこんな感じで、今週なんとかこの状況を変えようと意気込んでたら、次にやって来たのが、QCC(quality control comitee)

f:id:possible6:20150308111914j:plain

あーどっかで聞いたことある。品質管理委員会。見たことあるよ。どこの組織にもあるのですね。そんなのに先週末いきなりぶち込まれた。

何やるかって、他の先生の授業を観察して評価するのがお仕事だそうです。何がすごいかって、報酬です。評価の高い先生には1ヶ月だけ給料2倍とか、修士課程の学費補助(カンボジアの先生は働きながら大学に行ってます)とか、結構すごいものだったりする。

こんなのが木曜日あたりの昼に知らされ、その上、評価項目についてどう思う?と聞かれる、聞かれたので答えたら簡単に意見が採用されたりする。いいのかこれで。ということで今週は見学がメインだった。

研修生3人が評価って、最初はおいおいと思ったけど、良かったこともあって、結構授業の問題点が見えてきたりする。細かいことは今度の話。

見れば誰でも分かる問題なのかもしれないけど、ここら辺は大学で英語の教職をとっていたことや、英語教育についての卒論を書いていたことが役に立っている気がする。ましてや、テーマは英語教師の育成に関してだったのでドンピシャ。

これをきちんと学校に伝えて改善策を提案すれば役に立てるという。なので授業はかなり必死に観察した。もう時系列で先生と生徒のアクションをノートにメモる。

これで小さなタネは手に入れた。来週から行動する。

もうひとつ、タネを蒔いている。

他の日本人の研修生と一緒に学校で何かやろうと話している。研修先がバラバラなので1回しかあったことがないけど、これがうまく行けば結構面白いことができるかなと考えてる。けど中々フェイスブックメッセンジャーだと進まない。

研修先で何か成果を残すのは少しだけ期待してる自分がいる。何より昔と違って思考が停止してない。まだいける。


◼️改善点

研修全般を通して、コミュニケーションがな。なんか昔トルコでも研修したことがあるんですけど、そのときよりもコミュニケーションが取れてない気がする。

アコモの人とも関係が悪くなる。学校の人にも気を使わせてる。そして自己嫌悪。うわぁ。

なんとかならないかねと。

大切なのはちゃんと理由を言うことだなと学んだ。becauseが大事。これが説明できないとわけのわからないやつと観られる。もうとにかく次に言うことがなくてもbecauseを意識してる日々。そして聞いてわからないことはちゃんと聞き返すこと、それも自信を持って。

I don't understand what you mean.
I could not hear.

これとても大事。

変にわからなさそうにすると逆に相手にこいつ何もわからないんだと思わせてしまう。そうするともうわや。

いいたいことはきちんと言う。理由は細かいことでもちゃんと説明する。

コミュニケーションって曖昧なワードだけど、実際はとても具体的で地に足ついたものなんだと思う。ちゃんと伝えることは伝える。なんてことを今更になって学んだ。


◼️嬉しかったこと
子どもが可愛くて可愛くて休み時間にずっと遊んでたら懐かれる。校長先生(若い女の人ですごくいい人)が今日、子どもが君のこと好きって言ってるよと言ってくれたのが嬉しかった。なんせカンボジア語がわからないので。何より人づてで聞くとこういうのって嬉しいですよね。


f:id:possible6:20150308110047j:plain

◼️昔より成長したなと思うこと
「あーこれに似た経験したことある。」

こう思えるのが1番でかい。気持ちに余裕がある。良くも悪くもまーなんとかなる、と思ってる。

人間、経験が1番大事なんですね。5年も大学にいたんだから白目


◼️研修の目標

良くも悪くも、この団体の研修は走りながら考えなければいけない部分が多いのかなと思う。

何やるかもわからない。研修先も何を求めてるのかよくわからない。そんな中で自分は何をするのか。考えながら行動を起こす。

ということで、

①学校に対して有益な意見を出しよりよくなる改善を促す

②子どもの記憶に残る学びの体験を作る

3週間考えた結果の目標がこれ


もう一つは、何か人生を突き動かすような瞬間を味わいたいなと漠然と思う。これはもっと具体化しないと達成できないな。もう少し落ち着いたら考えをまとめて書きたいなと思います。

f:id:possible6:20150308110153j:plain

ということで残り半分、頑張ります!